本記事では、工場・倉庫のDX化をテーマにご紹介します。
DXは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略です。簡単に言うと、デジタル技術によって事業を抜本的に変革することです。
背景には、製造業・物流業界の深刻な“ヒト不足”があります。今まで通りの方法では、ヒトが採用できす、定着も成長もしません。
生産性の向上=粗利÷総労働時間の関係になります。粗利を増やし、総労働時間を減らすと生産性は向上します。
上記を踏まえると、現場のDX化等を推進し、労働者の不足を解消していくことが求められています。
工場・倉庫のDX化では、①現場DX化と②バックオフィスDXに分けられます。
①は業種業態によって様々ですが、②では、ビジネスチャット/人事管理ツール/出退勤管理ツール/RPAツール/遠隔管理ツール/電子署名/オンラインデータ管理/基幹システム/MAツール/リモート会議/名刺管理/データ分析などが挙げられます。
人が行う単純な定型作業などを自動化することで、大幅な業務の効率化も期待できます。
行政のDXに向けた人材育成支援
経済産業省では、DX人材を育成するために、ポータルサイト「マナビDX」や「DX認定制度」を展開しています。
国家資格となる情報処理技術者の資格・試験制度< (独)情報処理推進機構>の取得に向けて、費用負担や取得奨励金、資格手当を行う企業も増えています。
DX化に向けて、企業では、これまでの工場・倉庫の技術者人材とは異なるDX人材の獲得にも動いています。
既存の社員の大多数がIT資格を取得するよう目標数値も掲げています。
ぜひ、貴社でも、個人1人1人の作業効率アップを図るとともに、会社全体でDX化の取組み発信を行い、先駆者メリットを得ていただければと思います。